本校高等部の実習地では、季節ごとにたくさんの野菜が栽培されています。これからは夏野菜の植え付けが始まりますが、野菜づくりで大切なことは土づくりです。高等部実習地の周囲にはたくさんの落葉樹があり、毎年大量の落ち葉が出ます。それを集めてたい肥、いわゆる腐葉土を作っています。良いたい肥を作るためには何度も切り返しという作業が必要になります。集めた落ち葉を枠に入れて踏み固める→熟成→一度崩して再度踏み固める→熟成という工程を何度か経て、たい肥として畑に入るまでには1年以上かかります。
新緑の季節、青空のもと、A高等部野菜班の生徒たちは、コンテナをしっかりと持って切り返しの作業に取り組んでいました。よい野菜づくりはよい土づくりから、そしてよい土づくりはよいたい肥づくりから。この努力が立派な野菜として形になります。