自主練習

「ドン ドン ドンドンドン・・・」この時期、校長室には体育館から和太鼓を叩く音が聞こえてきます。いよいよ来週に迫ったせいび祭に向け、A高等部の和太鼓のメンバーが練習をしている音です。いつもならば授業時間帯で聞こえてくる音ですが、今日は始業前、昼休みにも太鼓の音が聞こえてきました。体育館をのぞいてみると、数人の生徒が練習をしていました。自主練習です。メトロノームや手拍子に合わせてリズムを一定にしようと叩いていました。毎年、せいび祭ではとても素晴らしい演奏を披露してくれるのですが、よりよい演奏をしようと通常の練習時間だけではなく自主的に練習に取り組んでいる姿が印象的です。この姿は、今年に限らず毎年毎年見ることができます。今年もその姿を見ることができてとてもうれしく思いました。「よりよい演奏をしよう」先輩から後輩へとよい伝統として受け継がれているのだろうと思います。今年の演奏も楽しみです。

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最近あったちょっといい話

本校では「はた らく 人」を教育の理念にしています。「はた らく 人」とは、「健康な人」「多くの人や地域と関わって暮らす人」「仕事や役割を通して社会に貢献する人」「余暇を上手に利用できる人」と考えています。高等部を卒業して10年、28歳の時にそうであってほしいと願っています。そのために必要な教育を進めていこうとこのホームページでも紹介をしています様々な実践に取り組んでいます。

さて、先日本校生徒にまつわるちょっといい話を聞きました。高等部の生徒には、通学に路線バスを利用する生徒がいます。特に登校時は、地元の高等学校に通う高校生と同じバスになります。登校時のバスは混み合うのですが、高校生の中には、二人掛けの座席に自分が座り、横には自分の荷物を置いている生徒もいるようで、実質一人掛けのようになることもあるようです。そんなある日、途中からご老人がバスに乗ってこられたそうです。荷物は座ってもご老人の座る席はなかったようです。しばらくすると本校の生徒が立ち上がって、そのご老人に席を譲ったということでした。それを見た高校生達は自分達の行動がとても恥ずかしく思えたということです。マナーとしてバスの座席を譲ることもとても素晴らしいことですが、その行為が周囲の人にもよい影響を与えたという点で、「貢献」という言葉にまさに当てはまると感動した次第です。

桃栗三年柿八年・・・

空が一層高く青くなり、西備の丘も少しずつ晩秋のたたずまいを見せてきました。表題にあるとおり本校には桃・栗・柿の木が植えてあります。桃の木は、伐採されたので、正確には現在は栗と柿の木があります。これらの木は、今から30年ほど前、本校が開校して間もなく植えられたということです。桃栗三年柿八年の意味はすでにご承知だと思いますが、開校当時の先生方の子どもたちへの思いがつまっています。ちなみに、柿八年の後にはゆずや梅が出てきますが、現在はゆずも梅も植えてあります。どの木々も毎年実をつけながら子どもたちの成長を見守っています。

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校舎の秋

このところの朝夕の冷え込みにせいびの丘の木々も色づいてきました。緑豊かな本校は、四季それぞれに季節を感じることができます。今日は、校舎の中にあった秋を紹介いたします。A小学部とB部門の子どもたちの作品です。

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技能検定

本日校内を歩いているとA小学部1年生と2年生がモップや自在ぼうきで廊下の掃除をしていました。先日はA中学部の生徒たちが井原駅の清掃を行いました。清掃活動を通しての社会(学校)への主体的な貢献ということでうれしく感じました。また、A高等部でも先日4~6級の清掃検定が行われました。清掃検定では、ピンと張り詰めた雰囲気の中で、一生懸命に取り組んでいる生徒の姿が印象的でした。検定ですが、本年度より本校でも特別支援学校技能検定に取り組んでいます。内容は清掃検定とPC検定です。検定は10級からあり小学部の児童から受検することができます。A高等部の中にはすでに検定に合格した生徒もいます。清掃にしろPCにしろより上の級をとるということも目的ですが、何級であれチャレンジすることがまず大切だと考えています。

裏方

このホームページのトップにもありますが、先日素晴らしい秋晴れのもと、平成27年度の運動会を開催いたしました。保護者の皆様、ご家族の皆様、来賓の皆様、ご観覧くださいましてありがとうございました。さて、演技ではどの子どもたちも生き生きと主体的に活動しており見ていて時間が過ぎるのを忘れてしまいました。そして演技と同じくらい感心したのが、小中学部の応援や高等部の生徒による係活動です。特に高等部は、運動会を支える裏方としてそれぞれの生徒がしっかりと自覚をもって係活動に取り組んでいました。教師からの指示だけではなく、生徒たちが互いに声を掛けあいながらきびきびと活動する姿はとても素晴らしいものがありました。「貢献(こうけん)」ということを本校では大切にしていますが、まさにその言葉を目に見える形で表してくれていたと思いました。今後の学校生活でも、期待していきたいと思います。

準備係1 接待 得点 放送

 

お・も・て・な・し

本校の玄関にも来客用のスリッパがあります。このスリッパですが、本校に来られるお客様に対して、ささやかなおもてなしとして、清潔なものを用意しております。清潔さの秘密は、生徒が毎日アルコール消毒をしていることです。この活動をしているA中学部は、日替わりで担当を決めて下校前の時間にボランティアとして取り組んでいます。回収箱から取り出したスリッパに消毒用アルコールを噴霧し、布できれいに拭いていきます。最後に消毒済みの紙バンドをつけて、靴箱に入れていきます。本校にお越しの際には、清潔なスリッパをどうぞお履きください。 IMG_0674 IMG_0681 IMG_0685IMG_0672IMG_0675

小さな秋の贈り物

例年ならば厳しい残暑が続く頃ですが、今年は涼しい日が続いています。目にはさやかに見えない秋ですが、せいびの丘にもその到来を感じさせるようになりました。さて。本日、A小学部の1・2年生が小鳥の森で見つけた小さな秋を校長室に届けてくれました。自分でデザインしたビニール袋の中に、どんぐりの実が入っていました。季節感の少ない校長室ですの で大切に飾りたいと思います。

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2学期始業式で

昨日2学期の始業式がありました。始業式の「校長先生の話」の中で、夏休みの過ごし方について子どもたちに次の4つの質問をしました。「元気に過ごせましたか?」「自分の住んでいるところの行事に参加したり、ご近所の方に挨拶ができましたか?」「おうちの手伝いをしましたか?」「自由な時間を趣味に使うことができましたか?」です。どの質問にも「できました」という手が挙がりました。最後に、「2学期も健康で、たくさんの人と関わって、誰かの役に立つことを忘れずに、余暇も楽しく過ごせるように、いろいろなことに挑戦しましょう。」と私からのお願いを伝えて話を終わりました。保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様、2学期もご協力よろしくお願いいたします。

せいび夏祭り

7月24日金曜日、恒例のPTA主催せいび夏祭りが本校を会場に開催されました。台風12号の動きがやや懸念されたものの全く問題なく開催することができました。祭りに来ているのは、本校の子どもたちとそのご家族だけではなく、卒業生の姿も多く見ることができました。毎年この祭りを楽しみにしてくれているようです。祭りの開催に際しましては、アトラクションで勇壮な和太鼓の演奏を披露してくださいました井原早雲太鼓の皆様、龍谷高校チアリーディングの皆様、井原吹奏楽団の皆様、いばらっ子隊の皆様、また夜店等で多大のご協力いただきました地域ボランティアおおし会の皆様に心より厚く御礼申し上げます。また、主催のPTAの皆様と本校の教職員の皆様にも感謝申し上げます。

 

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